2015年8月27日木曜日

夏休みの自由研究 II




また、自由研究にコケを選ばれた小学生が来てくれました。






1組目のK君は、お母さんと一緒に学校周辺のコケを調べられるそうで
10種採集して来られました。
コケの観察会にも参加経験のある、コケ好き親子さんです。




タマゴの容器に丁寧に入たコケを実体鏡でじっくり観察していたK君は
独自の発想で色々なことを感じ取られる様子。
採集したコケの中に混じっていた2種の「コケでないコケ」を
理屈は抜きに、感覚で自分の目で見つけられました。

Kくんの感覚、すごいです。

混生しているコケも見つけることができて、1種ずつ紙にテープで貼って
名前を書き込んでいらっしゃいました。
お母さんも図鑑を見ながら名前調べをされていて、
今やK君の学校周辺では一番のコケ博士親子なのではないでしょうか。



2組目のT君は、すでに化石はプロ級、コケについても
「コケはともだち(リトルモア出版・藤井久子著)」を5年生の時に読破されていて
現在「校庭のコケ(全国農村教育協会・古木達郎他著)」を
愛読されているというかなりの識者です。
コケのいろはとして習うようなこと(たとえば「胞子体」という言葉)は
すでに全部ご存知のようで、驚きました。



もっと驚いたのは、来館される前に歩いてこられた森で
靴下にくっ付いてきたという小さな小さなコケのひとかけを
大切そうに容器に入れて持ち込まれたことです。
普通ならゴミかと思ってつまみ捨ててしまいそうな
小さな小さなコケのひと枝だったのですよ。

▼それがこちら。チョウチンゴケの仲間です。


研究所の周りで採集したコケで
プレパラート作りにも挑戦しました。



お二人とも同じ小学6年生の男の子ですが
コケへのアプローチが全く違っていてとても興味深かったです。 
2組ほとんど同時刻に見えたので、ご満足いただけるサポートができたかどうか
いささか心配ですが、無事終えられていることをお祈りします。








出来上がった自由研究が返却されたら、ぜひ見せてくださいね。











2015年8月18日火曜日

夏休みの自由研究





コケを自由研究の題材にしたいと、都城からはるばるご家族がお見えになりました。

6月末に開催された宮崎県総合博物館主催の講座にも参加されていて
今回はたくさんのコケを丁寧に保存容器に入れられてお持ちになりました。

自由研究のために「おじいちゃんち」などで集められたそうですよ。
並べるだけで、魅力的なインテリアになりそうです!







小学3年生のK君初挑戦のギンゴケのプレパラート。
ピンセットで1本のコケを摘み出すところから
葉っぱをこそぎ取り、カバーガラスを被せるまで
すべてご自身でされました。すごいです。




K君のお母さんも、とても熱心に観察してくださいました。






コケの表現の其処此処に、「カンブリア期の・・」など、理科系の言葉が出てきたK君。
普段から親子で生物の話しをされているご様子。
うーん。K君の末は博士かも!


自由研究が返却されたら、ぜひ見せてくださいね。








2015年8月11日火曜日

休館日のお知らせ




8月13日~15日
お盆休みをいただきます



厳しい暑さが続きますが、どうぞご自愛ください





8月16日(日)より通常どおり開館します。








2015年8月1日土曜日

テラリウム作りワークショップ




日南市観光協会主催


テラリウム作りワークショップを開催しました。

今回の幸開きメニューのトップバッターだそうです。







尖らせたお箸、紙皿、スプーン・・
よく見るとランチ会がはじまりそうな道具ですね。





一時間ほどで、それぞれのコケワールドが完成しました。





かっこいい日本庭園風あり
かわいい動物ワールド風あり。

材料は同じでも、みんな違った雰囲気になり
見させていただくだけでも楽しく、そして勉強になります。




女の子たちはお気に入りのフィギュアを持って来られていました。
かわいらしくて思わず売っている場所を聞いてしまいました。
センスいいですよね!









▼最後に幸開きPR中のTさん。



ちょうど、飫肥城跡大手門付近で
地元の中学生が観光ボランティア体験中だったので
解散後、そちらに行かれた方もあったようです。


暑い中、お運びいただきありがとうございました。




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オ・マ・ケ


どれがコケ玉でしょう?


参加のお兄ちゃんに付き添って来られた女の子。かわいい。