服部植物研究所には、展示室から少し離れた十文字(大手門近く)に
「標本庫」があります。
一般公開はされていませんが、コケの標本や、文献が収蔵されており
研究者が標本研究のため滞在されることもあります。
今朝のこと。
事務所で昨年まで使用されていたPCを標本庫に移動させました。
ところが設置しても電源が入りません。
設置方法がまずかったのかと配線を見直すも
全く作動せずで頭を抱えていましたが
別棟の照明スイッチを入れ、点灯しないのを見て
始めて停電していることに気が付きました。
界隈は「停電」している様子は無いので、ブレーカーを確認。
どう見ても「ON」になっています。
すべて入れ直してみましたが反応ナシ。。。
仕方なく、事務所で勤務中だったスタッフFさんとWさんに泣きついて
九州電力に連絡をしてもらい、見に来ていただきました。
その結果、停電の理由は屋外の分電盤に有り。
落雷により漏電ブレーカー
が作動したのだそうです。
見た目では気付くことができず、勉強になりました。
なにごともなく再稼働して一安心。
いまどきこのようなタイプはかなり珍しいそうで
交換するヒューズがもう売られていないらしく
故障する前にとり変えた方が良いのではとアドバイスをいただきました。
けれど、使い続けていても別段危険は無いそうです。
研究所で使用している道具には、長く使い続けてこられたものがたくさんあります。
ヒューズを携えた分電盤も、何事もなければこの先も
ずっと使い続けられるのではないでしょうか。
一概には言えないのかもしれませんが
昔のものは、「丈夫」ですね。